新米鍼灸師さんへ!勉強すべきは“鍼灸”をではありません!“鍼灸以外”を勉強しましょう!
国家試験に合格して晴れて『鍼灸師』『柔道整復師』『あんま・マッサージ・指圧師』になられたみなさん!!
就職先でさらに鍼灸や柔整学や徒手治療を『勉強するぞ!』って意気込んでる方も多いと思います。
でも残念ながらそれは間違いです。
鍼灸師が一生懸命に鍼灸のことを勉強することは『当たり前のこと』で決して悪いことではありません。
が、今後もし皆さんが鍼灸治療を無料で、ボランティアで、または鍼灸治療で生計を立てるつもりがないのであれば、“鍼灸だけ”を勉強するのも・・・それはそれでいいでしょう。
でも、もしも皆さんが臨床で実力をつけて経験を積み、数年後には『開業するぞ!』っていう意思があるのなら、“鍼灸以外”のことを勉強すべきです。
つまりは政治・経済・経理・会計・営業・経営・マーケティング・広告・心理学・コーティングなどなど・・・(+_+)
運動もいいです。ランナーやスイマーの患者さんが来たら(必ず来ます)、皆さんも実際に走ったり泳いだりするのがいいですね・・・どこが痛くなるのかよくわかります。
鍼灸の勉強は、今現在皆さんが持っている国家試験合格のための受験勉強で得た知識を少なくとも今後5年間は保持することをお勧めします。
私が皆さんに強くお勧めするのは、卒業後5年間は臨床で手技のスキルを高めることと、経験を積むこと、そしてその受験勉強で得た」知識を維持・保持することです。
国家試験合格の数年後には、『膀胱経の原穴は?』って問いに即答できない鍼灸師はざらに出てきますから・・・。保持するだけでそこでかなりの“差”が出てきます。
難しかったあの『臨床医学各論』においても、パーキンソン病はもちろん原発性アルドステロン症や全身性エリテマトーデスの患者さんにも、私は臨床で遭遇しました。
“保持すること”は必ず役に立ちます!!
鍼灸の勉強は“保持”に努め、あとは上述した“鍼灸以外のこと”を(開業・独立・起業する気があるのなら)勉強することです。
仕事に対して意識が高い人には、全く仕事(本業)と関係がないようなことが不思議と仕事(本業)にリンクしてくることがあります。
でもそれは仕事に対して意識が高い人だけです。
そしてそのことは多くの場合、仕事(本業)にとっても好影響を与えてくれます。
鍼灸以外の勉強に『週刊東洋経済』はとても役に立ちますよ。私も購読しています。定期購読をお勧めします。
私もまだ開業3年目の鍼灸マッサージ師です。共に頑張りましょう・・・(^_^)